巧巳は、(高校生編における)春海の分身のようなもの――
「春海と似たような境遇」
「春海と拮抗する能力」(何せ、憧れの人ですから)
「幼い弟妹を守って、家では(実質的に)二人きり」
「いるかがもし、春海より先に巧巳に出会っていたら?」
というのは、今まで私が記事やコメントでさんざん主張していることなのですが、私はたった今びっくりするような発見をしました。
そんなこと、とっくに知ってるよボケ! と皆様は思われるかもしれませんが、私にとっては「!!」という大発見。
そうかあ、やっぱりあらゆる意味で巧巳は春海の分身なんだね!
春というのは、方角で言うと=東なのです。
(だから、東宮のことを春宮と言ったりもします)
巧巳の名前については今まで深く考えたことがなかったのですが、東条……
なるほどね……東なんだ。
重ねて言うと、春=東なのです。
このネーミングが意図的なのかどうかは、正直分かりません。
というのも、高校生編でのネーミングは「東条」「犬養」と、ぱっと見だけなら戦中戦後の政治家から? というのと、もうひとつ。
東条はともかく「犬養」(本来は犬飼)と「里見」だけなら里見八犬伝から? という疑問がごっちゃになっていまして……
それとも源氏姓なのかなあ、とか……
まあ、それはともかく春=東という発見に鼻息荒い私。
春の王子は東へ向かい、自分と同じ名前のもうひとりの王子と相対することになった訳ですか……ふむふむ。
そして、月のお姫様が少しグラッと(?)来るのですね。
◇
と言うか、春海って巧巳がいるかを押し倒して……あの場面、どう見ても明確に足を割っているんですが、その事実を知らないんですよね?
いるかからは口にできないだろうし、原作ではこのあたりがかなり曖昧にぼかされているんだよなあ。
もちろん春海は「いるかと巧巳ができてる」という噂を聞いてしまって、だからこそ「おまえを信じてるから」と手紙を書いたんだろうけど……
押し倒されて、足を割られてしまいました。(何もなかったけれど)
最終的には殴って逃げたけど、男の有無を言わさぬ暴力に晒されたのは人生で初めてでした。とても怖かったです。
これがいるかの本音だと思うけど、春海には言えないだろう……
だけど、あのあと彼女がまっすぐ春海の家へ向かったのも事実。
もしも春海があの時、在宅だったなら?
危ないことはとりあえずぼかしておいて「ひどいんだよ、あいつ!」と怒り狂ったのか、それとも「あいつ、すごくこわかった……春海と別れろなんて言ったんだよ」と泣きついてしまったのか。
春海の反応……想像しただけで恐ろしい。
自分に関することはどんな悪口でも聞き流せるだろうし、「あんた、あいつに泣かされるぜ」というくだりなんかも一笑に付すだろう――「真に受けるな、そんなこと。俺がおまえを泣かせるだって?」みたいな感じで――しかし、いるか自身への暴力だけは許せんと思うんだよな……
鬼の形相だったウェストサイドなど比ではないぐらい、正視できないほど激烈な反応をしそうだよネ☆
◇
春「深刻な話題なのに、その☆マークは何なんだ……?」
小「いやあ、歴史のIFじゃないですかこういうのって。ちょっと見てみたい」
春「俺がそれを知ったら友情成立以前に巧巳を殺すし(心理的な意味で)、ということは巧巳が単なる捨てキャラになってしまうってことだろう。そうはしないための……実に癪にさわるが、巧巳といるかだけの秘密ってことじゃないのか? 文字にすると怒りがこみ上げてくるが」
小「何しろ、足を割(以下略)」
春「………………」
小「まあでも、あなた様も雪山酔っ払い転倒シーンで実にさりげなく足割ってるやん。人のこと言えない言えない、あはははは」
春「……もうそれは終わった話だから置いといて、ワープが最近滞りがちだな」
小「そりゃそうでしょう、自粛中ですから」
春「なんで……?」
小「だって、私にも罪の意識ってものはある訳で……書けば書くほど変態になっていくあなたを見たくない……彼女の自宅の居間だとか無精ヒゲだとか、我ながら頭おかしいよね。あまりにおかしすぎて、いっそブラボーって叫んでしまいそうで」
春「……自家発電って、少し悲しいな」
小「気楽でいいですけどね、すべてが自己責任だから。自分の見たいものは自分で書く、単純明快でよろしいじゃないですか。今までも、そしてこれからも私の基本は変わりませんのでその点は安心して下さいな。それに下書きエディタでは好き勝手なことをやりたい放題だろ、少年」
春「そうだな、ちょっと恐ろしいことになってる話もあるな。あれは俺も引く」
小「う・そ・だ!」
春「そうだ、嘘だ! 嘘に決まってるだろ!」
[10回]