山本親父って、存在が明らかになった当初は「忙しくて家にも滅多に帰らない」というだけの存在でしたよね。端的に言えば私は、ウェストサイド時点ですら代議士設定ではなかったはずだと思います。
「寄付金を山と積んである」というセリフ……
こんなセリフを出しておいて最終的に国会議員でしたって、その後を捏造する身としては辻褄合わせに困ってしまいます。議員×寄付って、イメージ的にどうしてもクリーンじゃないやんけ。
まあ、あれが里見(東京)への寄付だからまだマシだった。
なぜなら「親父の選挙区外(これも私の捏造だけど)での寄付」だから。倉鹿選出の議員が、地元である倉鹿修学院に寄付ということになったら完全アウト、禁止行為です。
しかし息子に電話をガチャ切りされるあの場面においては、選挙区云々という以前に『息子にとって有難迷惑』、『親が金を積んだおかげでスカウトされても嬉しくねえよ』という描写でしたので、作中で親父のしたことが=はっきり不正かどうかも分からない……
(春海にとっては、実力ではなく金でまとまった話かよケッ、というオチでしたし)
なぜ最後の最後に、代議士なんてことになったんだろう。
答え:外交官令嬢との家格(釣り合い)を考えた結果だと思う……
それはそれで、その後を捏造するに当たって考えやすい面もありますが、ウェストサイドの頃の描写ってどう見てもステロタイプの「金を積めば解決」っていう悪代官タイプなんだよね。
私はできるだけ、春海(=いるかにも)に厳しい家庭環境にしたくないという思いがあって、親父についても割と「実はいい人っぽい」ような書き方をしていますが、政治家たるもの権謀術数に長けていて当然。
春海だって、そういう父の血をバリバリ引いてるからこそあれほどやり手なんだろう。
世の中、清廉潔白と言えば聞こえはいいけれど、現実はそんなきれいごとだけで動かない。漫画的設定と現実描写の妥協点を探るのは、ことのほか難しい。
親父のばか。
代議士じゃなくて、大会社の社長じゃダメだったのかい……
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