小「どうもこんばんは、やっぱり諸悪の根源・小林りり子です」
春「こんばんは、虚構の中に生きている皆様のワープ山本春海(仮)です」
小「ナイスご挨拶!」
春「……」
小「今日はですね、『お嬢さんがドキドキするシチュエーション』というお題なんですけど。これは鉄板、というシチュエーションはございますか?」
春「瞬殺するようで悪いけど、いるかは俺といると大体はあわてているように思える。ああ、もちろん高校時代じゃなくてワープいるかが、という意味で」
小「それは、あなたが彼女を振り回すからでしょうに。あのですね、これは私の提案なんだけど――と言うか、その場の乗りでつい書いてしまった『Faces Places』のせいで変な場所ネタが増えてしまって、さすがに私も今、『青春と夢とキラキラの少女マンガカップルで、変な場所って……満室って……ええのかこれで……? どこへ行くんだ君たちは?』と後悔しているのね、うん。100%私が悪いので今さらこういうこと言うのは気が引けるのですが……
変な場所に行くの、諦めたらどうだろう?」
春「――途中で軸がぶれるような妄想なら、最初から書くな!」
小「いやまあ、一応は『どちらも自宅暮らしなら、そうなっても不思議じゃない』とは思った結論なんですけどねえ……特にあなたの家は難攻不落の城っていうかさあ、おばさんと徹くん二人ともいないなんてこたあ一年に一度もないと思うんだよね」
春「あんたが原作の東京編を読んで、俺ん家のソファに燃えているのは知ってるんだ。なんでよりによって居間のソファなんかに燃えるんだ、変なビデオじゃあるまいし。俺の部屋でいいだろ、普通に」
小「だって原作じゃ居間しか書かれてないんだもん! 君の部屋なんて見たことないよ、倉鹿でも東京でもさ! ところで、庶民的な名前ですよね……アイリス・コーポって……」
春「……まあ、倉鹿と対極的という意図はあったんじゃないかな。倉鹿が純和風で名家っぽい家だったから、東京ではこじんまり、洋風という感じでさ。俺の憶測だけど」
小「いるかの家も、倉鹿の如月屋敷と全然違いますもんねえ。あれは鉄之介さんの趣味なのだろうか。ザ・洋館ですよね」
春「俺はかなり前から疑問だったんだけど、なんでいるかのお父さんは倉鹿を出て外交官になったんだろう? その辺のことを書く予定は?」
小「それは今から考える……ただし現実的な外交官の赴任サイクルってものを考慮すれば、現時点で私が予定に入れているのは、遅くともいるかが大学2~3年の頃には如月両親はまた外国に行かなきゃ辻褄が合わんのだよ」
春「ああ、脳内親父が縁談を強行した理由のひとつにそれがあったんだっけ」
小「そうそう、大体が五~六年サイクルらしいのでね、本省(外務省)勤務と外国赴任が。まあ次回は鉄之介さんの単身赴任かもしれないけど」
春「でもそうなると、俺たちが二十歳あたりで如月のお父さんたちが長期間どっかに行ってしまうってことになって……俺は大学院(法科大学院)に行かなきゃまともな資格は取れないし、そのあとで就職するにしてもだな……もしかして結婚って結構遅くなるような……」
小「私が今どうしたもんかなと考えているのはさ、葵さんも敢えて鉄之介さんについていくってことにして、いるか一人暮らし状態にしてもいいかなって」
春「えっ……」
小「そうなると、擬似的同棲は可能になるでしょう。まあ如月家での同棲はまだ仮定の話であって、今後どうなるかはまだ全然分からないよ。だけど大学時代の君たちには、倉鹿の山本家で、夏休みの一ヶ月ぐらいは擬似同棲させたいんだよね。やっぱりいっしょに暮らしてみるテストは必要だと思うんでね」
春「そ、そうなのか。家出その後シリーズも大筋しか決めてなくて、まるで行き当たりばったりで書いているような気がしたんだけど――そんな先のことまで(一応)考えてはいたんだな。そうか、いるかの家で……」
小「あのですね、あんまり期待しないでね。これは本当にまだプロットにもなっていないし……いわゆるブレイン・ストーミング的な話だと思ってくれたまえ」
春「エンゲル係数のこともあるからな、確かに……結婚前にいろんなことを把握しておくのは大事だと思う」
小「まあまあ、大人になっていったらさすがに中学~高校時代のような食欲魔人じゃなくなる……と、私は思いますけどねえ。それにそもそも、家出その後シリーズの終着点は大学入学あたりなので、そこまで書き切ったら満足してしまう可能性も無きにしも非ず」
春「だから今、時系列をすっ飛ばしてワープ時代をこそこそ書き溜めてるって訳か」
小「だって私にとっては、家出直後からの半年を書くだけでも精一杯だったんですよ。しかもまだ、高2高3とちまちま書いていかなきゃ終着点にたどり着かない! 果てしなく遠い!」
春「あのなあ、誰もそれをあんたに強制してないぞ。あんたが自分で始めたことだろ?」
小「はい、そうでございますよ。これは私の責任です。だからとにかく終着点までは絶対に書くよ」
春「その後が問題なんだな、つまり……あんたが今『ワープ』と称している時代に移行する訳だから」
小「なんでカテゴリー名が『ワープ』なのか? それはつまり、時系列をちまちま書いていくことを決めた私が、その時系列だけに縛られてずっとあなたの苦悩に同調していたら発狂するなあ、と思ったからなのね。息抜きとしてのワープ時代なのですよ」
春「高校生と大学生あたりの俺が同時に存在してるからなあ、あんたの脳内には……ところで、今日のテーマとかいうやつはどこへ行った? いるかが……何だって? どきどきする設定だったか?」
小「あっ、そんなこと忘れてた」
春「……」
小「ええと……お嬢さんは、エブリデイ・ドキドキしてると思うよ」
春「投げやりすぎるコメントだな!」
小「でも実際、お嬢さんは気の休まるひまがないはず。隣に、いつもいつも隙を狙っているけだものがいたら仕方ないよねえ」
春「……」
小「ドキドキって言うより、ハラハラ……スリルとサスペンスに満ちてるだろうね、ワープお嬢さんは。いつスイッチ入るか分からないのは怖いわね……いや、むしろスイッチオフになっている時の方が珍しいのか、君の場合は」
春「それは違うぞ! あんたがスイッチオン状態の俺ばっかり書いてるだけで、高校時代も大学も、勉強する時はちゃんとやってるし他のことだって真面目に考えてる! 恋愛脳な一面ばかり書き殴りやがって、まるで俺がそれしか考えてないみたいじゃないか」
小「えっ」
春「えっ?」
小「えっ……」
春「……」
小「……やっぱり気になるよなあ、アイリス・コーポの間取り……」
春「……」
脳内いるか「あたしねえ、春海が変な場所でバ、バババ、ばすろーぶっていうのを着た時は恥ずかしくって目を逸らしちゃったんだよね。そうしたら春海がまた真剣な顔してさ、手を掴んできて……」
小「ふむふむ……(メモメモ)じゃあオフレコでその続きを聞きましょうね、お嬢さん」
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当初のお題がどこかに飛んでいってしまいました。
これでも一応、ワープ時代の辻褄をあれこれ考えているのです。
しかし今は家出その後シリーズのことだけで頭がいっぱいいっぱい……
あと、山本親父のことでも悩みが多いです……
現実と辻褄を合わせようと思ったら、なんせ親父は衆議院議員様でいらっしゃいますので、少なくとも四年に一回は総選挙があるはずなんです。
親父が議員だというのは最終回前になっての初出ですので、恐らく後付設定だろうなとは思うのですが――1巻の頃の春海は「親父は仕事でめったに帰らない」としか言っていませんし――それにしてもやっぱり、議員ということなら現実と折り合いつけないと……
原作の時系列だと、中2、中3、高1の時に選挙があったとはちょっと考えられません。特に中学時代は、選挙があったなら親父は地元である倉鹿で街宣活動をやってるはずなので。
(私は一応、親父は倉鹿選出ということにしています)
そして、「四年に一回」という現実の縛りを考えると、春海が13歳(中1)で親父の選挙があったと仮定して、次回は17歳……
つまり、現在進行形バリバリの時系列になってしまうのです!!
衆議院選挙、最近では夏が多いんだよね……
春海の甲子園東京大会と選挙が重なる訳か?
まあ、それはいい。選挙は夏じゃないということにすればいい。それにしても今年(時系列17歳)の間には必ず選挙イベントがあるってことだ。
ということは親父、倉鹿に帰郷する時間が多くなるんだよね。
だからっているかと春海に直接関係はないんだけど……どうするよ……
[8回]