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昨日、文庫版全4巻をやっと入手したと思ったら、今日は偶然、古本屋でマーガレット時代のコミックスを見つけました。
「キャット探偵くらぶ」
まず、表紙を見て衝撃。
デ、デジタル塗り!!!

奥付を見ると、2001年初版発行です。そうですね、2000年代冒頭はデジタル移行する漫画家さんが多かったですからね……
まあ、何と言うのか……
いちいち「いるか」と比較するのはナンセンス極まりないし、結局は自分が刷り込みされた作品に回帰するだけだっていうことも承知しているんです。
分かってはいるが、これだけは言わせてくれたまえ!
金髪元気娘×黒髪美形
これがデフォルトなのかっ!? そうなのか!?
ただし、こっちの黒髪美形は言動がかなりナンパ野郎なんだけど、不思議なことにぜんぜんエロスを感じないんです。
体格も(いるか時代と比べると)けっこうがっしりした男の子なのに、春海に感じるあの尋常じゃないオーラ、たたずまい、雰囲気、エロス……というようなものを感じないんだなあ。
「線にエロス(その他の要素も)を感じない」と言った方が早いですね。
ペンタッチ自体は細くて洗練されたものに変化しているし、金髪元気娘は小柄ながら胸もそこそこあり、制服スカートも2000年代ですから当然のようにミニ。
(しかも、黒ニーハイソックス!!)
でも、このヒロインも、可愛いんだけどそれだけ……という感じ。
いるかには、中性的な少女らしさと、「これから女になっていく過程にある少女の持つ危うさ」のようなものが充満していたのですが……
いるか時代は「線」そのものが色っぽかった、と言いましょうか。
少なくとも、私はそう思う。
りぼん時代の後期作品ではまだちょっと、ここまで断言するには至らなかったんですが、初めてマーガレット作品を読んでみた私の感想は「線が色っぽくない」の一言に尽きます。
結局のところ、「比較するのはナンセンス」ということになってしまう。
ペンタッチが変わらない作家さんの方が珍しいですし、ほんと、比べても意味がないです。
ただ、どうしても「金髪元気娘×黒髪美形のデキる男」というテンプレート……というかモチーフが繰り返されている(らしい)のを目の当たりにすると、比較対象になってしまう……
現時点では、春海より大人の造形をした男性キャラクターは見たことないな、私。
大人の造形っていうのは、とりあえずはルックス、外見の話です。
まあ、春海は中身もかなり大人ではあったけど……何よりも、外見が少年じゃなくて、ほとんど青年に近かった。
ほんっとに、あの形容し難い春海の佇まいに関しては、今でもなお不思議で仕方がありません。
突然変異的な何かを感じる……