古本屋さんで、浦川さんのりぼん通常版コミックスを見つけることは現在かなり困難です。
私なんて回帰してそろそろ二年になりますが(は、早い……もう二年も経つの?)、いまだに「いるか」通常版コミックスは一回も見たことがないです。
(文庫版は二、三回ぐらい遭遇)
品揃えが均一的で、売れ線ばっかりのつまらないブ××オフだけじゃなくて、いかにも町の古本屋さん、みたいな店を見かけたら絶対に中に入ってチェックはするんですよ。
でも見つからない。
それなのに「いるか」より古い「ウルフボーイ伝説」をあっさり入手できたりして、なかなか困ったものです。
とにかく、「いるか」通常版は結構な希少本になってしまっていると思います。
前振りが長くてすいません。
今日、久しぶりに浦川さんのりぼん通常版コミックスを見かけました。
「九太郎がやってきた!」という作品で――全3巻ということですが――その最後の3巻しかありませんでした。
どう考えても、りぼん時代の作品だと「ここで買わなきゃ二度と発見できない」という気がしたので、とりあえず買ってみましたよ。
この作品を読むのは正真正銘、本日が初めてです。
やっぱり金髪娘×黒髪エリート美形テンプレートのまんまでしたが、もうとにかく「いるか」以降の浦川作品ヒーローを見ると、絵を縦に引き伸ばしたくて仕方ないんだ!!
縦横比率がおかしい気がするんですよ。
おかしいのは私の目ですが。 何と言いますか……
目がでかい顔の面積もでかい、全体的に幼い、丸い。子供っぽい!
横を縮小して縦を伸ばしてちょうだい!! と絶叫したくなります。
だけど、この後のマーガレット作品の男主人公も春海ほど大人っぽい造形じゃなくなっているので、りぼん時代ではなおさら仕方ないんでしょうね……
むしろ春海ひとりだけが異端なんですよね……
造形が、たたずまいが。
立っているだけで禁欲的な色気があふれるところとか(私見)。
まあ、もう何度も書いていることですが、ペンタッチだの人物造形だのと新旧作品の比較はナンセンスだからやめておきます。
(だけど金髪娘×黒髪美形のテンプレにだけは言及せざるを得ないわ)
正直なところ、春海の造形と同じで「いるか」という作品だけが私の異常なストライクゾーンであって、その他作品はそうではないので。
多分、リアルタイムでりぼんを読み続けていたとしても(私はいるか終了後にりぼんを卒業しました)、これらの作品は印象に残っていないと思います。
やっぱり、いるかのインパクトが強すぎてね……
いきなり最終巻だけ読んで感想を書ける訳がないのですが、書くとすれば、
銀子が性転換してた
の一言に尽きます。
まったく同じ髪型で男……なんなんだ!?
あ、そうだ。
番外編の最後でヒーロー君がヒロインに(名前を覚える気もない)「安物だけどバイトして買ったんだ」と指輪を渡すシーンがあって、読んでいた電車の中でウッと絶句してしまいました。
うちの脳内春海さんも同じことやってます……
(家出その後シリーズ「指先に春」参照)
それから、この作品は忍者一族の話なのですが、これも番外編にて「大和の鹿鳴一族」というセリフがあります。
大和(奈良)=鹿鳴=倉鹿という確証を、ここで初めて得られたような気がします。
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