前回の日記で「ジェイン・エア」を(何十周目か不明)読んでいると書きましたが、下巻に入ってすぐ妹エミリーの「嵐が丘」も本棚にあるのを思い出しました。
昔の記憶をたどると「陰気、暗い」ぐらいにしか感想を思い出せなくて、今読むとどうなのかなあと戯れにページを繰り出して早や三日……
まだ本の真ん中を少し超えたぐらい……
一冊が長い上に、登場人物に全く感情移入できないので読みづらい。
まだエンドマークには遠いですが、とにかく誰にも感情移入できない。舞台は広い広い荒野ですが実際の相関図はミクロの極みで、狭すぎる世界でごちゃごちゃと狂気、陰湿な復讐劇が延々と続きます。
いやむしろ人間関係がミクロだからこそ荒野というのが映える、というか印象に残るのかも。
今のところ言えるのはヒースクリフとキャサリンに対して「子供にまで因縁を残して超迷惑だからおまえらがさっさと心中すればよかったのに」に尽きる。
でもたとえ結婚できたとしても似た者同士で早晩衝突しそうだ。いつもヒステリーで喚いて泣いて他人に迷惑かけて、似た者同士の極み。
多少なりとも同情できる点と言えば、出自不明が自分の責任ではないヒースクリフだけれども、これほど陰湿な復讐を実行しているのを見ると育ちの過程で芽生えた性格は動かし難いのだなと痛感する。
あとヒンドリーも大概ひどい。
姉シャーロットの描く人物……ジェインやロチェスター……もかなり激情家ですが、妹エミリーのこの話はある種の狂気に満ちている。狭い暗い怖い。とにかく本当に、荒野は広いが人物相関図はたった二家間でのミクロ世界だし。
貴族の社交場面もあったりする「ジェイン~」とはかけ離れている。
ずっとこればかり読んでいると頭が変になりそうなので、「異国の花守」とか今日はニュータイプ発売日(前日)なのでFSSを交互に読んでクールダウンしております。
[2回]